戦略読書日記について

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主には他社の経験や知見の結晶である書籍からの学び方の片鱗も見れます。
『ストーリーとしての競争戦略』でも述べられたとおり、うまくいくことには一貫したストーリーが存在するということです。
個人的な気づきは以下の通り
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「趣味」と「仕事」の違い

5章の『スパークする思考』についての文章の中に、

インプットの目的は2つあり、

  1. インプットのため
  2. アウトプットを生むため

ということです。

 

インプットのためのインプットは「趣味」、

アウトプットのためのインプットは「仕事」

という定義付けがされています。

 

だから目的に応じてインプットすべき情報が異なるというのです。

アウトプットのためのインプット―つまり仕事

を行うときには人のために何かを行うということ。

誰かの役に立つアウトプットを行うために情報をインプットしなければならない。

 

この主張は個人的に印象に深く残ってしまいました。

仕事においてはインプットが楽しいなんてことはありえないのだという。

 

この考え方に非常に共感した。

 

アウトプットやインプットといえば個人的に

を思い出すんですが、これらは「スパークする思考」に言わせるとインプットのためのアウトプットということなんですね。

つまり、自分が知識や技術を定着させることを目的としたアウトプットとになっている。

このことを認識して再び「アウトプット大全」を読み直して見ると、目的がはっきりしているぶん、自分流にアレンジしやすくなりました。

柳井さんの考え方

柳井さんの『一勝九敗』に関するところで、

会議などで具体的な話をしている中で煮詰まってきたとき、柳井さんは

「これは23か条の経営理念に適っているだろうか」

と原理原則に必ず立ち戻って考え直すようです。

そして、経営理念の〇〇を満たすような企画を考える。

というように、思考の軸となる経営理念と個別具体的な行動が密接に紐付いていて、両者のスケールチェンジが非常に早いのだそう。

ユニクロが経営理念をブラさず、変わらぬ価値を提供できるのは、数多の意思決定が経営理念23か条に沿ってなされ一貫した価値提供が出来ていることも大いに関係があるようだ。

思考における抽象と具体の行き来のスピードの重要性を実感する章となった。