何事もアウトプットが大事とよく言われます。
インプット:アウトプット=3:7
が理想だと『アウトプット大全』の著者の樺沢さんは仰っています。
とはいいながら、実際にその通りにやっていても遠からず、伸び悩みにぶち当たります。
私の場合はその最初の壁を乗り越えられずに挫折してしまったものがたくさんあります。
野球、デザイン、筋トレ……
続けるのが億劫になって練習が続かなくなったりしていました。
ブレイクスルーをして成功していく人とうまくいかない自分との差はどこにあるのかが理解できずにいました。
ブレイクスルーに至らないのは「ラクをしたい」という気持ちが強いから
Third Doorは全体で456ページ中の半分を超える270ページは様々なtry&errorを繰り返しながらも何もかもうまくいかない、どん底の頃のバナヤンの話です。
メンターになるエリオットとのすばらしい出会いがあったとはいえ、キングに出会うまでは概ねインタビューのアポが取れず悩んでいた。
キングにアドバイスを貰うようになってから、とうとうビル・ゲイツにインタビューにこぎ着けてから、スティーブ・ウォズニアック、ジェシカ・アルバやレディー・ガガへのインタビューを成功させていく。
その過程を見ていて、壁に当たってもブレイクスルーしたバナヤンは書かれているだけでも数えること20回以上は挫折を経験している。
困難な局面を乗り越えられないときって、「何が何でもこれがやりたいんだ」
という思いよりも心のどこかで
「楽してうまいことやりたい」
と、いう気持ちが強いんですね。
アップルの共同創業者のスティーブ・ウォズニアックのインタビューでも同じ様なことを言っていた。
「僕が子どもの頃、2つの人生の目標があったんだ。1つは電子工学で世の中を変えるものを作り出すこと。2つ目は自分で決めた道を生きること」
「大半の人は、社会からやれって言われた事をやる。でも立ち止まってしっかり考え、自分をちゃんと見つめればさ、もっといい道があることに気付くんだ」
p344
自分にとっての本音の感情に基づいた目標とかやりたいことだからこそ、多くの人が挫折していく局面を乗り越えてブレイクスルーしていけるということが生々しく感じられた。
自分自身を振り返ってみても行き当たりばったりで生きてきて、自分は何が好きで何が嫌いとか、死ぬまでにこれだけはやっておきたいことを考えたことがなかった。
実際に考えてみると、
「人見知りしないし、コミュニケーションが長所だよね」
と言われることが多かったのですが、今までの趣味とか日頃の時間の使い方を振り返ると、もくもくと調べ物をしたり、製作したりすることの方が好きなのかも?
という気付きもありました。
特に仕事はひとりや極少人数の方が好き。
という様なことがわかってきたりしたので、もっと”立ち止まってしっかり考え、自分をちゃんと見つめ”ていいべきなんだろう。