本書との出会い
ハイライト
本書を読んでいく中で、ぶっ刺さった言葉、内容のハイライトはこれ。
- 完璧への信仰を捨てる
- 目標を半分にする
- 楽しめる目標にする
- 過去の失敗に学ぶ
完璧への信仰を捨てる
私自身を振り返っても、挫折の一番の要因は完璧主義に染まっていたからだった。
完璧主義といっても、つい期待を膨らませすぎて理想と現実のギャップに打ちひしがれてしまうといった類のものだ。
あとは一つでも間違えたり、失敗することですべてが水の泡になってしまうという謎の思い込み。
実際に、中国語を勉強していた時には毎日5時間勉強して1か月で中国語検定3級の合格を目指した。
しかし、急用などで5時間やれない日が出てきたり、当初に計画した通りに成績が伸びなくて結局8日で挫折した。
目標を半分にする
これが非常に大事だと思っている。
とにかく、小さな目標をベイビーステップで達成して「できる」という経験を身体に覚えさせることをとにかく気を付けている
目標の先の目的が大きいものなら、1週間以内で余力を残して達成できる目標をこなし続ける。
千里の道を一歩づつ歩むことになる。
これは数学の勉強における話だが、統計学を勉強する際には、
最初の1週間で「線形代数のテキストの例題を解いて解説を読んで理解した気になる」ということをした。
次の1週間で前週やった例題を全部解けるように繰り返す。
その次の1週間で例題の解説を自作する。
というような余力をもって達成できるレベルに目標をスケールダウンしてクリアし続けた。
楽しめる目標にする
文学、哲学の勉強をしていた際に、関連の本をとにかくたくさん読むことを目標にした。
ただ、岩波文庫みたいなホンモノをいきなり読んでも中身があまり理解できないので言葉をなぞってページをめくり切ることが目的になって、勉強にならないと感じた。
そこで、”マンガでわかる○○”といったものから手を付けた。
原文や訳文の深みは薄れるかもしれないが、概要に触れることはできるし、マンガでとにかく量に触れていればだんだん知識がついてきて岩波文庫の様な原文が自然と読みたくなってきた。
目標達成までの過程も少しでも楽しめる工夫をすることで挫折しにくくなる。
過去の失敗に学ぶ
これは、はっきりと意識してやってみたことがなかったので衝撃的だった。
- 前回同じ目標に取り組んだとき、何が起きたか?
- 同じ目標に取り組んだことがないなら、よく似た目標に取り組んだときはどうだったか?
- 前回目標を達成しようとしたときに、誰が関わったか?
- 前回の目標を達成したときに、かかった時間はどれくらいか?
- 目標を最後までやり切るのにいくら必要だったか?
- 目標に期限はあったか?
- 最後までやり切らなかったら問題になっていたか?
- 目標を最後までやり切ったとき、報酬を得たか?
- 目標を最後までやり切らなかったとき、どこでつまずいたか!
- 次はやり方を変えられるとしたら、どのように変えるか?
忘備録として残しました。
自分のクセをよりクリアにできます。
適切に自分の特性を把握していれば達成が近づくのは道理です。
学びを活かす
自分は本書からの学びはこのブログに活かそうと思っている。
実は日記のかわりにやっているので更新が滞ると自分の足跡が絶たれるわけだ。
それと、文章を書くことを習慣づけることも狙いの一つだった。
だけれど、”続ける”のは本当に難しい。
今は1日1記事とは言わず、1週間に3記事。
体裁とか気にしない。好きなことを好きなように書いて楽しんで続ける。
この2点だけを考えて、1年続けようと思うのだった。
いい本だったので是非読んでみてもいいと思う。