アツい生き様に焦がれるほどの夢を見る自伝/伝記 5選

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この記事の目的

伝記では時にはどんなビジネス書よりもおもしろく、また使えるノウハウが得られる。

伝記をあまり読んだことがない人に読んでみてほしい作品を紹介することがこの記事の目的です。

 

 

 

ビジネス書を読む人は多い。

でも、

「自伝や伝記は子供の時にエジソンをよんだくらいだなぁ」

 

という方が多いです。

 

伝記や自伝が残っているような人物というのは何かしらの分野で大成しています。

その人物の実際の人生をたどっていけば、考え方や知識、ノウハウの背景が理解できる。

つまり、まねすればその人と同じだけとはいかないかもしれないがいくらか成功するのは間違いない。

 

自伝や伝記はある種、ビジネス書や実用書の上位互換だと僕は思っています。

数ある伝記、自伝の中からこれはよかったと思ったものだけを厳選しましたので、ぜひ読んでみてほしいです。

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1位:シュリーマン

シュリーマン、トロイアの遺跡を発掘し、イリアスが史実であったことを証明した考古学者として知っている方は少なくないと思います。

 

極貧の幼少期に『イリアス』に感動し、その証明を志し、見事に果たす。

という生き様の真っすぐさには誰もが憧れるはず。

 

実はシュリーマンは貿易商としても成功しており商売で得たお金で移籍探索をするほど。

商売での成功ノウハウも綴られている。

 

シュリーマンの貿易商としての成功を大いに支えたのは語学力だった。

扱えた言語は15カ国語とも20カ国語とも言われる。

独自に語学学習法を編み出し、仕事の合間の学習で6週間で1つの言語をマスターしていた。

ちなみに原則は以下の通り。

  1. 非常に多く音読する。しかし、決して翻訳しない。
  2. 毎日1時間を勉強に使う。
  3. 常に興味ある対象について、学んでいる言語で作文する。
  4. 書いた作文を教師の指導によって訂正する。
  5. 訂正してもらった作文を暗記して、次のレッスンのときに暗誦する。
  6. 日曜日には教会に行って外国語の説教を聞き、その一語一語を低く口まねする。

6週間で1カ国語とはス〇ードラーニングもいいところだ。

 

なんにせよ、生き様、ビジネス、語学に秀でたシュリーマンの生涯を是非とも知ってほしいと思っています。

2位:フランクリン

独立戦争期のアメリカではヨーロッパ各国の遊説をした政治家です。

また、独立宣言の起草者のひとりでもあります。

そして、雷が電気であることを突き止めた学者でもあります。

 

様々な顔を持つベンジャミン・フランクリン。

生まれは貧しかったが、植字工、次いで出版業界で成功を収めた。

 

フランクリンが生涯を振り返りつつ、十三の徳目などと共に人生の何たるかを垂れてくれる。

3位:スノーボール(ウォーレンバフェット伝)

現在、世界一の投資家であり、有数の大富豪として有名なウォーレン・バフェット。

まだ健在なので知っている方もいるのかもしれない。

 

根暗で金儲けが趣味だったこと、女の子に全くモテなかったことなど驚くことだらけな少年期。

 

大好きな金儲け、投資を大学で学びながらものすごい勢いであらゆる知識を吸収してゆく青年期。

が特に目まぐるしく状況が変わりアツい展開になっている。

 

何か一つで”突き抜ける”人間は得てしてこういうものだ。

ということを学ぶとともに、自分もまた一心不乱に熱中できるもので勝負していかなければ勝てないなと思わされた伝記。

 

また、人前で話すのが非常に苦手で、カーネギーの話し方講座を受けていたとのことだった。

『人を動かす』ももちろん愛読していた様。

4位:イーロン・マスク

ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズの次に世界をけん引していくといわれる実業家のイーロン・マスク。

 

彼もまた、学生時代にその才能の片鱗を見せ始める。

後にはペイパルを取り仕切り、今はテスラモーターズと宇宙開発事業を手掛けている。

 

同じ時代を生きているのでその天才っぷりを目の当たりにし、才能の差を嫌でも感じずにはいられなかった。

 

少年時代はSF小説をよく好んでいたらしく、個人的にはそこで交換を持った。

自分のやってみたいことに情熱を注ぐという在り方は、どの人の伝記でも共通してい。

やはり、いい生き方だと、自分もいい生き方だ。

そうありたいと思わずにはいられない。

 

最も新しい偉人の伝記。

そして、10年20年後には伝記のページ数が数倍に膨れ上がるのではないかと思っている。

 

まだ、46歳のイーロン。

これからも楽しみで仕方がない。今、話題のこの人の背景を知ってみるという目的でも非常にオススメできる。

5位:自省録

ローマ5賢帝最後のひとりで哲人皇帝といわれたマルクス・アウレリウス・アントニヌスの著作。

 

5賢帝時代というのはローマ帝国の最盛期だと思っていたのでそのイメージを揺るがされたというイメージでショッキングだった。

 

大国の最盛期の君主は大概は気が大きくなって、戦争や宮殿などの建築で財政難を起こし国の衰退を招く。

漢の武帝、ブルボン朝のルイ14世しかりである。

 

しかし、マルクス・アウレリウス帝は違った。

意外だったし、同情した。

これほどまでにマルクス・アウレリウスがローマのためを思って命を削って政務に取り組んでいるのにどんどんローマは異民族の襲撃や内乱によりローマの平和が揺さぶられ、苦悩する姿に泣きそうになってしまった。

 

なんといってもマルクス・アウレリウス・アントニヌスという人間の器の大きさを実感した。

6位:トランプ自伝

現在、アメリカ合衆国の大統領となっているドナルド・トランプの自伝。

執筆時は不動産王という肩書だったので、これを読んだ半年ほど後に大統領選に立候補したと知ったときは驚いた。

 

ドナルドもまた例にもれず、非常にアツい男だ。

メディアにより奇天烈なことをいう過激な政治家というイメージが飛び交っているがそんなことはないともっと多くの人に知ってほしい。

 

ドナルドが人に好かれるタチの人間であるなというのが僕の印象だった。

もし読んだことがなければ、メディアによる曇りのない、ドナルドの文章に触れてみてほしい。

番外編:ヒトラー

ナチスドイツの指導者のアドルフヒトラー。

もちろん、総合してみれば、道徳的に悪とされる行いを大いに行った男だと思う。

 

ただ、『我が闘争』を読んでも感じるのだが、このドイツを救いたいというアツい想いがユダヤ人に対してでなく、もう少しそれたところにあればよかったのになあ、もったいないなあと思ってしまったりもする。

 

結果的にホロコーストなどを起こしてしまったわけだけれど、当時の悲惨なドイツにはヒトラーの在り方に救われたドイツ人も無数にいたはず。

 

ヒトラーは一歩道を間違ってしまったけれど、少し違えば大英雄というにふさわしいドイツの指導者であれたのかもしれない……

おわりに

やはり、人ひとりの人生を追走しながら感じることは非常に多いと思う。

そして、ナポレオン・ヒルの『成功哲学』に挙げられる要素の具体例がいくつも散見されるので勉強にもなる。

 

僕も自伝を残したくて、19歳の時から日記をつけている。

今のところ、趣味に関することや彼女とか好きな女の子のことくらいしか書いていないくだらない日記だが、読んだ人に学びを残せたり、

「我もまたかく生きなん」

と憧れられるような生き様、自伝を残したいなと思う。

 

 

また、いい伝記や自伝に出会ったら追記します。