【ラッセル 幸福論】 人間が最も幸福を感じられる生き方とは何か

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ふとした瞬間に人恋しくなったり、誰かと話したり会いたくなる時ってありませんか?

そんな経験のある人にはオススメです。

 

著者のラッセルの主張をもとに自分が考察したりしたことを書いてみました。

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不幸を回避する方法

『幸福論』は二部構成で不幸の原因と幸福をもたらすものという二部で展開されます。

 

最も大切なのは、意識を内ではなく外に向けるということです。

周囲と比べて自分のことを悲観することが人の不幸の要因の一つです。

 

僕にとっては最大の不幸の要因であるとも思えます。

仕事や学業において、結果だけに目を向けがちな僕は、どれだけ自分が成長したかなどの絶対的な指標では満足できません。

例えば社内、クラス内で自分がトップなのかそれともトップとどれだけの差があるのか。

そればかりを考えてしまい、どれだけ周りが自分を褒めてくれても自分が圧倒的な1番でなければ満足できないことが多々ありました。

 

よく考えれ見ればラッセルの言う通りで他人より優れているということが証明できるかどうかは、自分が人生を楽しめるかどうかに直接的な影響はないのです。

 

 

 

 

また、所詮は自分の行為を宇宙規模で見たらそれは何の影響もないに等しい

という考え方にも救われました。

 

このように考えれば、試験や試合でも一切緊張しなくなりました。

仮にうまくいっても、大失敗をしても宇宙規模で見たら大差ないのだし、と肩の力が抜けて気楽になります。

幸福をもたらすもの

一言でいえば、周囲のものにたくさん興味を持つことに尽きます。

趣味や関心をたくさんのものに持っている人は幸せになりやすいのだそう。

 

というのも、ひとつの事柄に興味を持っても、数年間経てばその事柄を知り尽くしてしまい、当初の様な楽しみを感じられなくなってしまうのだという。

 

 

また、もしその趣味がなくなってしまった場合―例えば友人や恋人との時間を楽しみとしていたがその友人ないし恋人と死別などした場合―にも、他に楽しめる趣味などなければ、感傷に浸ることしかできなくなってしまうというものだ。

 

何かに熱中しているときは時間が経つのが早いように、人間没頭できる何かを持っているか否かが人生を楽しめるかどうかに大きな影響を持つように思っています。

 

ちなみに僕の趣味は

  1. お酒
  2. ギター
  3. ゲーム
  4. アニメ
  5. 読書
  6. 友達との時間

くらいです。

ちなみに友達は10人くらい、近くに住んでいるのは5人くらい。

でも、年が離れていて家庭のある人ばかりだからあまり密に会ったりすることもできないので、難しいところ。

 

その他の趣味はひとりでも大丈夫なのですが……

結びに代えて

すごく大雑把にまとめると人生をエンジョイするには

  1. 他人と自分を比べない
  2. 自分のやることは宇宙規模では何の影響も与えない
  3. たくさんのことに興味を持つ

という3つのことを意識しておけば、肩の荷が下りて、まず楽に生きられると思います。

個人的にはすごく意識しています。

 

ぜひ、意識してみてください。

↓おまけ

『幸福論』を読んだきっかけ

すれ違いが起こり始めていた彼女にフラれ、僕は、頭では別れを受け入れていたのに感情が追い付かなくて、喪失感を感じていました。

 

言いようのない寂しさがあり、友人に飲みに付き合ってもらったりしながら気を紛らわしていました。

 

そんな時に本屋で見かけ、

「この幸福論を読めば幸せになれるのかもしれない」

と勝手に妄想を膨らませて衝動買いしました(笑)