夢をかなえるゾウ3

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ストーリーにハマりながらも、ガネーシャの教えに耳が痛くなってしまった。
400ページ以上あってボリュームが大きいものの3時間程度で読み切ってしまう。
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話の筋

今回もダメダメな主人公がガネーシャのハチャメチャな教えに戸惑いながらも成長していくという筋書きは同じ。

テーマとしては、

  • 成功するためのマインドや習慣
  • 商売の何たるか

の二点が印象に残っている。

耳の痛いガネーシャの教え

同じみの教えが登場するわけだけれど、中でも自分がわかっているけどできていないというような耳の痛い内容もあり、自分への戒めもかねて記しておく。

物事をマスターするための3原則

うまくいっている人のやり方を調べる

私は、特に新しいことを始めるときは「〇〇 勉強方法」とか「△△ やり方」を調べてやり始める。

周りに詳しい人がいればその人に直接聞くのがいいと思う。

だけど、自分の小さな小さなプライドで教えを乞うことをためらってしまうことがある。

自分ができないことを受け入れなければ。

と感じた。

自分のやり方を捨て、うまくいっている人のやり方を徹底的にまねる

自己流は事故流とはよく言われるし、他人に何かを教えるときは「手本を完璧になぞれ、一字一句違えるな」といっている。

その癖に自分は他人に頭を下げて教えを乞うにも一苦労してしまうし、教えてもらっても、

「これは自分に合わない」

とか身の程知らずなことを言ってしまう愚を犯してしまっている。

物事をマスターしたかったら自分のやり方もクソもなくうまく言ったやり方をなぞる。

これを徹底する。と決意した。

空いた時間をすべて使う

これも意外とできていない。

というのも、自分には大した能力もないのに2兎、3兎を追ってしまう。

徹底的に絞って持ち時間を全部費やしてやらないからうまくいっていないことも多い。

デザインをやりたいけれど、同時に数学やプログラミングの勉強も進めたい。

と、使える時間を半分にしてしまっている。

日がな一日、受験勉強していたころは成績も上がったし一点集中したほうがいいという感覚はわかる。

ただ、「期日が決まっている受験や資格が目標だとバッティングしてしまう」

というネックがあったりもしてきます。

そして、大学生なら生活費を得るためのバイト、社会人なら仕事があるからなかなかそういった時間をとるのは難しい。

そういった中では

「学びたいことが仕事であれば一石二鳥だな」

と思った。

優れた人に直接教えてもらう

成果を出す人には自信の感覚に依る匙加減が必ずある。

ネットにもノウハウは散らばっているけれど、結果の出ている人間から直接教えてもらうのとは次元が違う。

ただ、自分の場合は、うまくいっている人の他人のやり方を徹底的にマネするときにしょうもないプライドが邪魔してしまうようにここも自分は反省しなくてはいけない。

自分にとって勇気が必要なことを1つ実行する

自分の場合は全くなじみのない分野を勉強するのをおっくうに感じてしまって、やりたいと思ってはいながら、面倒くさくなってしまい後回し後回しにして結局始められないことが多かった。

結局、プログラミングは身銭を切ってスクールに通って強制的にやる環境を作って何とかはじめられたが、最初の一歩を何とか踏み出せば意外と始められるもんだったりする。

仮に、私がプログラミングを始めた時の様に身銭を切ったとしても、それで実際に知識や技術を1秒でも早く身に着けられるならそれは時間を効率に使う投資として非常にいいものだと思う。

目の前の試練を達成したときに実現することを可能な限り紙に書きだし、常に目につくようにする

書き出しはしたが、常に目に付くようにしていなかったこともあり、モチベ―ションを保てずに挫折したことが幾度となくある。

日々色々な情報に触れていれば、新しいことに興味がわくこともある。

そこで飛びついていては中途半端になって何も進まない。

自分は3月かけてプログラミングを勉強しながら

「実際にオープンデータを使って分析する」

という目標を立てていた時に、証券分析に興味をもって、証券アナリストの勉強も始めてしまい、共倒れになってしまったことがある。

『方法序説』でも書いてあることだが、

やると決めたことをやり切ってから次のステップに進まなければ何も身に着けられない。

私は、毎年同じ日記帳を使っているが、1ページ目に年の目標と達成したときの報酬を書いて毎日見るようにしている。

iPhoneの待ち受けにも目標や計画を書くようにしている。

「英語を話せるようなって、留学生の△△ちゃんとの距離を縮めたり、デートの口実にできる」

みたいな欲望に忠実なものほどいい気がしています。

商売について

今作では加えて、商売の本質にあたるところがあり、自分にとっても再度その重要さを感じたのでさらっとまとめている。

自分の仕事でお客さんとして感動できるところを見つける

どんな仕事でもそうだけれど、自分の商品やサービスは心底いいものだと思うものを扱っていなければ、お客さんの心に響くような魅力を伝えられず売れなかったり、リピートしてもらえなかったりする。

また、価格競争などでも摩耗していく。

少々キモいかもしれないけど、アニメオタクがおすすめのアニメを紹介しているときは伝わってくる「愛」がすごいし、無機質な「人気アニメn選」みたいなサイトよりも心に響く。

そうでなくても、自分が扱っている商品を作っている人と会って、作り手の思いや製品ができるまでの過程を見ていると

完成までのストーリーを誰かに伝えたくなる。

私は、プロ野球よりも甲子園が好きです。

一試合という刹那の時間に3年間を掛けているその姿が琴線に触れるから。

もちろんプロの選手も日々を全力で取り組んでいるし、高校球児よりはるかに上手い。

ただ、同じ甲子園での1試合でも、プロの1戦は1/144であって、トータルで勝つためのもの。

甲子園での1戦はすべてが1/1。

負けたら終わり、目の前の試合すべてに100%、120%で挑んでいる。

 

自分の製品やサービスでもそうやって、仮に自分がお客だったとして心動かされるところはどこだろう。

ということを意識しておくことは必須だったりする。

一度儲けを忘れてお客さんが喜ぶことだけを考える

これも本当にその通りです。

私の場合、

「お客様は神様」ではなくて「お客さんは仲間」だと思っています。

自分が心底届けたい様々な良さを持ったサービスや製品の良さを共有してくれた方です。

仲間じゃなければ何なんでしょうか。

家族や友人のつもりで全力でいいサービスを届けていると、もちろん時には厄介なクレームもありますが、全体として「ありがとう」といってもらえる時のほうが多いので前向きにやっていけます。

AIが仕事を奪っていくという中で、自分はAIを使って仕事を奪う側だったりしますが、どんな仕事でも大元の「想い」を削いでしまう改革はしてはいけないということを肝に銘じなければな。

と思っています。

今後は……

執筆時点では大学4年です。

ず~っと避けてきた線形代数やベイズ統計学を短期集中で勉強してしまう。

会話レベルで英語と中国語を磨いていく。

それができれば、データサイエンティストとしてより質の高いサービスを届けていける。

目の前の大切な人たちの助けになることができるから学生最後の1年の勉強を寸暇を惜しんで頑張ろう。

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